2026.8.5
2026.8.5
Nami Kajita
以前、アメリカからご旅行で来日されたご夫妻がKAJITAにお立ち寄りくださり、パパラチアサファイアのリングをお仕立てさせていただきました。
前回のお仕立てについてのブログ

2025年12月のご来店時のお写真
そのお客様から今回、「プリンセスカットのパパラチアサファイアを使ったリングを作ってほしい」とご依頼をいただきました。ご希望のイメージ写真を拝見すると、ダイヤモンドとカラーストーンが交互に並ぶ、チャネルセッティングのバンドリングでした。
パパラチアサファイアは、ピンクとオレンジが絶妙に溶け合った色合いを持つ、非常に希少なサファイアです。その名前は、スリランカの言語であるシンハラ語で「蓮の花(ロータス)の色」を意味する言葉に由来しています。朝焼けに照らされた蓮の花を思わせるような、やさしく温かみのある色彩が最大の魅力です。
一方で、「パパラチアサファイア」と鑑別されるためには厳しい色の基準を満たす必要があり、その条件に合う宝石はごく僅か。そのため、ご依頼をいただいた際は、「同じサイズで、さらに色味の揃ったパパラチアサファイアを複数ご用意できるだろうか」と少し不安もありました。
そこで、日頃からお付き合いのあるカラーストーンディーラーへすぐに問い合わせを行い、宝石探しを開始しました。
KAJITAは創業から100年以上の歴史の中で、多くの宝石ディーラーと信頼関係を築いてきました。今回のようにKAJITAの在庫にない宝石でも、お客様のご要望に合わせてお探しできるのは、長年積み重ねてきたネットワークがあるからこそです。
その結果、サイズが揃い、色味も近いパパラチアサファイアをご用意することができました。いくつかの候補を撮影してご覧いただき、その中でも特に発色が美しい3石をおすすめさせていただきました。

おすすめした3psのパパラチアサファイア
宝石が決まると、あとはデザインです。デザイン画をご用意してご確認いただきました。

一見シンプルなデザインですが、だからこそ細部の美しさが仕上がりを大きく左右します。宝石を留めるチャネルセッティングのメタルは、できる限り繊細な印象になるよう細く仕上げながらも、日常使いに耐えられる十分な強度を確保。また、着け心地の良さを追求するため、リング全体の厚みも可能な限り抑えました。
職人と細かな調整を重ねながら、丁寧にお仕立てを進めました。



完成したリング
たっぷりとした地金の存在感が、パパラチアサファイアとダイヤモンドの美しさをより一層引き立てるリングに仕上がりました。
主役である3石のプリンセスカットのパパラチアサファイアはもちろん、その間にあしらった6石のプリンセスカットダイヤモンドも、それぞれが美しく輝き、洗練された印象を演出しています。
希少なパパラチアサファイアだからこそ実現できた、特別な一点もののジュエリーとなりました。
今回、ご結婚のアニバーサリーリングとしてKAJITAのジュエリーをお選びいただきました。ご配送でのご納品となり対面でのお納めは叶いませんでしたが、大変気に入ってくださったとのご感想を頂戴し安堵いたしました。
いつかまた世界のどこかでお目にかかる日を楽しみにしております。
【ご来店予約】
オーダーメイドジュエリーやリフォームのご相談は表参道サロンで受け付けております。
ご検討段階でも、お気軽にご来店ください。(ご予約制となっております)
KAJITA JEWELLERY SALON
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【オーダー】パパラチアサファイアリング
制作期間:約3ヶ月
宝石:パパラチアサファイア計0.73ct、ダイヤモンド計1.29ct
メタル:プラチナ900
価格:1,060,000円(税込)
※デザインのご希望を伺いながらお見積りを個別にお伝えしております。素材価格の変動の影響で、オーダー時期によりお値段が変わる可能性がございます。
※リフォームやフルオーダー、ルースからのお仕立ては対面でのお打ち合わせを前提に承っております。リモートでは承ることができませんので、ご了承ください。(今回は、一度お打ち合わせをさせていただいたことがあるお客様でお好みも把握していたため特別に対応いたしました)