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【宝石コラム】6月の誕生石「ムーンストーン」「アレキサンドライト」とは?

2024.6.28

【宝石コラム】6月の誕生石「ムーンストーン」「アレキサンドライト」とは?

誕生石って何?

ジュエリーを選ぶとき気になる存在ではあるけれど、その宝石がどういうものか意外にわからないことも多いですよね。

このコラムでは、創業100年を超える歴史の中で宝石の魅力を探求し続けているKAJITAだからこその視点で誕生石を含む宝石について皆さまに解説します。

解説するのは、
K:ジェモロジスト梶田謙吾。株式会社梶田 代表取締役社長。2023年よりICA(国際色石協会)の理事を務める。社長ブログも必見!
Y:宝石バイヤー容子。宝石バイヤーであるとともに、製品全般について随一の知識と経験を持つ。
N:KAJITAブランドディレクター梶田菜美。

6月の誕生石というと一般的にはパールが知られていますが、KAJITAが得意とするカラーストーンである「ムーンストーン」と新たに誕生石として加わった「アレキサンドライト」とはどのような宝石なのでしょう。

■ 6月の誕生石 その1 ~ムーンストーン

・ムーンストーン、本名はムーンストーンではない??

Y:ムーンストーンは、その名の通り月の光を思わせる柔らかい輝きを持つ石です。昔インドでは月の光やエネルギーを宿した宝石と信じられていたそうです。

・・・写真でもおわかりの通り、その優しい光と美しさが感じられます。

K:宝石学上、ムーンストーンは単一の鉱物ではなく、複数の鉱物が混ざり合ったものです。カリウムとナトリウムの複合体であるアルカリ長石グループが一般的にはムーンストーンと呼ばれ、一方、ナトリウムとカルシウムの複合体を斜長石グループと言い、こちらはアンデシンやラブラドライトと呼ばれています。ムーンストーンは宝石学上の名前とコマーシャル名が混ざっているのですが、コマーシャル上はこのどれもがムーンストーンと呼ばれています。

・・・なるほど少々複雑。ムーンストーンはココがわかりにくいところです。つまり、厳密には違う性質を持っているけれど、総称としてムーンストーンと呼んでいるということですね。

K:なお、一般的にロイヤルブルームーンストーンと呼ばれているものは、正式な宝石の名前としてはアンデシンラブラドライトと言い、フェルスパー(長石)グループのアンデシンとラブラドライトのミックスです。

・ムーンストーンの光

K:ムーンストーンはカボションカットとして研磨されることが多く、石を覗き込むと見えるラブラドレッセンスという光が魅力です。表面に浮かび上がるブルーの色、ホワイトムーンストーンの真ん中にラインが見えるキャッツアイというような、様々な色の変化や効果が楽しめる宝石です。

N:高さがあるものはその効果が見えやすいですね。ぷっくりしたものはカワイイですし。
また、濃い色の服の上の方がラブラドレッセンスのカラーをより楽しめますね。ルースケースに入れるときも黒いベースのものに入れています。

・仕入れも苦労するんです

K:ムーンストーンはインクルージョンが少なく見た目はクリーン。ですが、一見目立たないインクルージョンもルーペで見ると必ず入っていてバイヤー泣かせなのです。インクルージョンがほとんどない大きいものは何百個に1個しか出会えません。

Y:バイヤーとしてはインクルージョンがより少なくクリーンなものやブルーやレインボーの干渉が綺麗に出ているものを選ぶようにしています。特にツーソンで仕入れる際には、ブースで立ったままルーペを使って数百個を見て、その中から最良のものを選びます。それでも選べるのは20個くらいです。

・・・ルーペでルースを確認中

Y:ジュエリーに留める宝石を選ぶときも、色の見え方や山の形に個性があるのでピアス用のペアを組むのは難しいですね。メタルも色の干渉を考えてプラチナでお仕立てすることが多いです。

・・・宝石の特徴をよくつかんでいるYならではの見解ですね。

続きまして、もう一つの6月の誕生石「アレキサンドライト」のお話しです。


■ 6月の誕生石 その2 ~アレキサンドライト

・名前は聞いたことあるけど、どういう宝石?

K:18世紀にロシアで発見され、その当時の皇帝アレキサンドル2世にちなんで名付けられました。今はロシアからは採れず、ブラジル・スリランカ・タンザニアから採れます。モース硬度は8.5で、クリソベリルという鉱物の中で変色効果を持つものをアレキサンドライトと呼びます。昔から宝飾品の中でプレシャスストーンとして親しまれていますが、大きなものは産出量が減ってきているため簡単には手に入らず憧れの宝石の1つです。

・色が変わるってどういうこと?

K:アレクサンドライトは日光や蛍光灯の下ではブルーグリーン、白熱灯の下ではパープリッシュレッドに変わるという珍しい石です。この劇的な色の変化は、時に「昼はエメラルド、夜はルビー」と表現され、現象自体が印象的なことから「アレキサンドライト効果」と呼ばれることがよくあります。

・・・光によって色が変わる。不思議でドラマティックな宝石ですね。

N:これはアレキサンドライトキャッツアイですか?

K:はい、光を当てると色も変わるし、『目』も見える非常に珍しい石です。アレキサンドライトはそれ自体は肉眼で見るとインクルージョンは割と少ないのですが、一方でキャッツアイに関してはインクルージョンの効果です。

・世界的に人気沸騰!

Y:以前は日本だけで人気があると言われており、20年以上前に石屋さんと、(渋めの色のため)日本人は落ち着いた色の石が好きなんだねと話をしていましたが、今は世界中の皆さんが大きいアレキサンドライトを探しています。

K:確かにそれは興味深い話です。アレキサンドライトに限らず、かつて日本だけで人気があったパライバトルマリンブラックオパールというような希少価値のある石が、今は世界中で人気が出て来て、その位置付けが変わってきていますね。

・・・6月の誕生石であるムーンストーンとアレキサンドライトは、その美しさと希少性からジュエリー愛好者にとって特別な存在です。この機会にぜひサロンでこれらの石を実際に手に取って、その魅力を感じてみてはいかがでしょうか。

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